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AWS Summit Japan 2025 Day 2 参加レポート

2025年6月24日〜27日 に上京し、いくつかのイベントに参加してきました。
今回は、2025年6月25日の「AWS Summit Japan 2025」の 2日目のレポートです。

AWS Summit Japan 2025 Day 2

2日目は Community Mini Stage での登壇、Community Lounge での店番、AWS Expo の展示を見たりなどをしました。

Community Mini Stage での登壇

AWS Community Builders 向けの Slack ワークスペースがあるのですが、その中の日本語話者向けのチャンネルの中で 6月11日に、AWS コミュニティマネージャーの沼口さんから呼びかけがありました。

6月11日の呼びかけで、14日(土)の午前 9 時の締切、16日(月)の夕方以降に発表というタイトなスケジュールでしたが、応募しないとチャンスは巡ってこないものだと思うので、いつもの定番ネタではありますが、サクッと応募フォームから申し込んでいました。

当初 1 日 2 枠、2 日で 4 枠のみの予定とのことだったのですが、 1 日 4 枠、2 日で 8 枠確保できたとのことで登壇させていただく機会を得ました。

はしゃぐ私。
撮影はヤマダ(北野)さんにお願いしました。
投影スライドとイベント側で用意してくれたセッションタイトルの表示にテンションも上がります

登壇資料

登壇風景

見にきてくれていた複数の同僚や知人が送ってくれました。

いよいよスタート!というタイミングを撮影いただきました。
emi さんありがとうございます
なかなか人の方を向いて喋るのは難しいですね。
きっとこの時は渥美さんを見てると思う。
別角度から撮影いただいた風景。
奇しくも前の画像の次のページになっている

振り返ってみると緊張もあり、皆さんの反応などをみる余裕もなく終わった感じでした。

コミュニティが用意したブースではあったものの、いつもの JAWS-UG での登壇枠とは少し違いました。
今回がアウェイとまでは言わないのですが、普段の登壇時がよく知った仲間たちに支えられてるんだな、とあらためて思わされた感じです。

ただ、大きなステージで登壇させていただくこともできたので、これからもいろいろとチャレンジしてみたいと思います。

Expo エリアでのミニステージのまとめ

Expo エリアの詳細公式サイトでも掲載があったのですが、少々わかりにくい部分がありました。
ミニステージは、AWS Village Stage、Developers on Live そして Community Stage の 3 つがありましたが、横断的に横串で見ることができない状態でした。
そこで、カレンダー表示のように俯瞰で見られるように生成 AI などを利用して作成されている有志の方をちょこちょこ見かけました。

そんな中でも issy さんが作成された AWS Summit Japan 2025 ミニステージ スケジュールビューアー が Web 公開されていて現地でも閲覧しやすそうだったので、折を見て常に拝見させていただいていました。

さらに、AWS Summit 2025 Community Stage全セッション&資料まとめ という Qiita 記事も投稿いただいていて Community Stage の全ての登壇者の情報がまとめられています。

Community Lounge での店番

Community Stage の真裏、AWS サポートブースの斜め向かいに Community Lounge がありました。

地方支部、専門支部を問わず、JAWS コミュニティの紹介を行う場所でしたが、JAWS 全体の Slack チャンネルの中のコアメンバーが加入するチャンネルにて、店番のボランティア募集がありました。

奇しくもミニステージでの登壇直後の 1 時間、Community Lounge の店番をしてコミュニティに興味のある皆様にコミュニティの紹介や、お近くの支部の直近のイベントの紹介など コミュニティ沼へ引き摺り込む コミュニティを広く伝えるお手伝いをしました。

ブースへ立ち寄ってくださる方だけにそもそも感度が高かったのかもしれないのですが、皆さん話を聞いてくださり、各支部の紹介などをすることができました。

参加したことがないので尻込みされている方の本音を伺えたり、不安に思われている方の声を聞くことができ、今後の支部運営にも活かしたいと思いました。

聴講セッション

AWS サポートのシニアクラウドサポートエンジニアである古野さんの「~設計から運用まで~ AWS サポートを徹底活用して重要システムを安定稼働させよう」を聴講しました。
古野さんとは 2024年11月に金沢で開催された「JAWS-UG金沢支部×コンテナ支部合同企画 物理コンテナ見ながらコンテナ勉強会!」でご一緒しています。

その際いらっしゃることを直前まで気づいておらず、恐れ多くも AWS SAW のエキスパートの前で AWS SAW の話をするというヒリつく体験をしたので、ぜひこの日もお話をお伺いしようと決めていたセッションです。

概要

セッションではオンプレミスから AWS への移行を例にとった場合に、特に高いレジリエンスが求められる重要システムにおいて以下3つの観点で考えられる課題、および AWS サポートが支援可能なサービスについて解説いただきました。

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フェーズ 課題 紹介サービス
設計・開発・テスト/移行 ・耐障害性の高いシステムの構築する必要がある
・移行作業によるダウンタイムの発生を低減しなければならない
・移行リハーサルを入念に行なっているものの想定外の事象が発生する可能性、懸念が拭いきれない
AWS Countdown Premium(AWS CDP)
保守・運⽤ ・エンドユーザーからの申告で初めて障害に気づく
・アラーム通知を設定してたものの、誰も初動アクションを⾏えてない
・⾃社アプリケーションやインフラなどの切り分けに時間が掛かる
AWS Incident Detection and Response(AWS IDR)
保守・運⽤ ・確認すべきポイントが多く、各項⽬の⽬視チェックに時間が掛かる
・確認漏れがあり、問題の原因特定に遅れる
AWS Support Automation Workflows(AWS SAW)

それぞれのサービスができること

AWS Countdown Premium(AWS CDP)

以下を行うことで、「移行に関する不安の最大限の払拭」と「移行中のプロアクティブな支援」を受けられるようにする

  • 設計開始からテストまでレビューしコンテキストを理解しているエンジニアが移行フェーズも継続して支援を行うことが可能
  • 移行中の問題発生時に備え、サポートエンジニアへの事前周知やエスカレーションの支援を実施。移行段階においても支援が可能
AWS Incident Detection and Response(AWS IDR)

問題の発生とその認識、障害からの復旧の迅速化を図ることができる

  • 24 時間 365 ⽇のモニタリングを支援。専門の Incident Management Engineer(IME) が 5 分以内にお客様に連絡することが可能
  • 必要性が判断された場合、Web 会議の実施の要請を行う
AWS Support Automation Workflows(AWS SAW)

切り分けのための調査時間の短縮や、機械的なチェックによる目視チェックと比較したミスの軽減に寄与する

  • 切り分けに時間がかかることが予想される事象でも、AWS サポートの知見をもとに構成されたオートメーションによりトラブルシュートの自動化が可能
  • 各種 API を用いた機械的なチェックにより目視でのチェックで発生しうる確認漏れを低減する

公開されている資料

~設計から運用まで~ AWS サポートを徹底活用して重要システムを安定稼働させよう

戦利品など

出展企業様のブースでいただいた戦利品

AWS 公式 & 資格関連でいただいた戦利品

うろちょろしてたら、主にコミュニティ界隈のみなさんにいただいた戦利品

おわりに

Day 2 は AWS Expo エリアに多く滞在した日でした。
大きなイベントでの登壇機会もいただき、反省点など次に活かしたい貴重な経験も得ました。

Day 1 のレポートのおわりにも書いたのですが、昨年はセッションを取りすぎて AWS さんの展示などを見て回ることができなかった反省がありました。
そのため、周りの反応も含めて聴講したいセッションに最低限絞り、現地でしかできない体験を優先するようにしました。

ただ、やはり回りきれなかった展示も多く、AWS Summit 自体が 2 日間でも正直足りないー、となりました。とはいえ、全てを見て回るのは不可能なので re:Cap イベントやイベント参加レポートでいろんな方のレポートを見たいと思います。

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