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JAWS-UG Okayama 2024 参加メモ

2024年7月15日 に JAWS-UG 岡山さんの主催イベント「JAWS-UG Okayama 2024」へ参加してきましたので、そのレポート。

なお、イベント名が JAWS DAYS や JAWS FESTA のように年次イベントのようになっているのは、休眠扱いされない程度のギリギリの線で緩やかに活動してるからとのことでした。
それもあってか、県内外から多くの方がいらっしゃったし、会場もかなり大きな国際会議場でした。(とはいえ、会場は調理実習室以外空いてなかったらしく、積極的に国際会議場を借りたかったわけではないそう。)

また、撮影した登壇風景がブレブレだったりしたものもあったので、いくつか参加されていたみなさんのツイートを埋め込ませていただいたりもします。

開催当時の公開情報は以下

JAWS-UG Okayama 2024

主催 JAWS-UG 岡山
ハッシュタグ #jawsug #jawsoka

本編

1. 「女子会コミュニティの軌跡!元コスプレエンジニア女子が語るJAWS-UGとわたしの歴史物語」

ご登壇者:R3 Institute のどりぃさん( @p52_rocca
大阪での勉強会でお世話になっている R3 Institute のマーケティングマネージャー。岡山出身だったのですね、知らなかった。

登壇資料:JAWS-UG Okayama 2024 - 女子会コミュニティの軌跡!元コスプレエンジニア女子が語るJAWS-UGとわたしの歴史物語

本当は2番目での登壇予定だったのが、1番目の方が体調不良で欠席されたので、繰り上がりのトップバッター!

急な繰り上がりで、主催の古里さんをあわあわさせちゃった、っておっしゃっていたもののきっちり仕上げてくるところはさすが。

ただ、主催の古里さんをあわあわさせちゃった、っておっしゃっていたのは、ツイートを追いかけると以下のような感じだったのか。

イベント当日 AM 11:00

イベント当日 PM 1:12
イベントの受付開始は 1:15 から!

タイミングが合えば参加させていただいている JAWS-UG DE&I の運営コアメンバーとしての活動とご本人のモチベーションの歴史をお話いただいたのですが、スタート当初に女子特有の確執があってなかなかスタートを切れなかった話や、自分が何者なのか?という迷いをお話しいただき、本当は「運営メンバー辞めたよ!」っていうオチにしたかったのに、ひろみんさんに別にいいんじゃない?って言われて「結局続けてるよ」というお話しでした。

JAWS-UG 神戸をリブートさせようとしていて、コミュニティの運営に足を突っ込みかけている私にとって、生の声をお伺いできたのは貴重な経験でした。

2. Lambda&FargateとPlanetScaleで作るServerless Rails環境

ご登壇者:SonicGarden の遠藤さん( @ruzia

登壇資料:Lambda&FargateとPlanetScaleで作るServerless Rails環境

Apple Vision Pro に大ハマりしておられるらしく、実は Vision Pro を装着した状態での登壇を開始直前まで模索されてました。(会場となったホールへの入室ができるようになるまで1階エントランスでご調整されてた。)

ただ、Vision Pro には遠藤さん用のカンペ、会場には登壇資料、みたいな感じで投影したかったものの、会場に映る映像も遠藤さんが Vision Pro 内で見ている景色になっちゃう(なので、壇上から見た聴講者が映っている風景)ことの回避ができず断念。方法をご存知の方は遠藤さんに連絡してあげるといいのかもしれない。

理想的なインフラを作りたかったが、Lambda と Fargate は一長一短あり、単一のサービスだけでは完結できなかった。

PlanetScale というフルマネージドのデータベースがあるらしい。
MySQL を超絶魔改造したような感じなのかな?

本当はこれ(またはこれを超えるもの)を AWS にリリースしてほしかった(してほしい)!と遠藤さんの訴え。

料金もそんなに高くない。

これで、コネクション数という足枷から解放されるが注意事項もある

3. Generative AI with AWS

ご登壇者:Amazon Web Services Japan の藤原さん( @twingo_b

登壇資料:Generative AI with AWS - AWS で実現する生成 AI

休憩明けは AWS の藤原さん。

ちょいちょいいろんなところでお見かけするけど、藤原さんも岡山出身だったとは!
なのに、最近部署異動があり転勤した気分とのこと…。

話題は世間を席巻している生成 AI の話だったが、さっそく冒頭で泣きが…。

今回の登壇資料を作成している最中、AWS Summit NYC があった影響で Amazon Bedrock を中心に怒涛のアップデートがあった。
そのため、アップデートの内容は資料中に含んでいないが、それらのキャッチアップ方法もご案内いただいた。

キャッチアップには 週刊生成AI with AWS(リンクは2024年7月1週分) が有用。

また、builders.flash✨ では、AWS や ユーザー企業から寄せられた応用事例が公開されている。

さらに AWS 社内で通称 GenU と呼ばれている「Generative AI Use Case JP」では、チャットに限らないさまざまなユースケースを掲載、随時追加していっている。

EC サイトなどを運用するエンドカスタマーを技術支援する藤原さんならではだと思ったのが、出品商品の商品説明文の自動生成や、商品画像の背景の生成など、通販業務でマンパワーが必要な業務に生成AI が使える事例を紹介されていたところ。
確かに、通販をやっていた頃、文章考えるのが難しかったし煩雑だったな。

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Bedrock は日本語で岩盤。地上で見えている表層部分は各基盤モデル。
モデル(表層)を変えても支える岩盤は変わらない。
Amazon Bedrock がリリースされた時にサービス名の由来を言っていたのかもしれないが、妙に納得。

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4. AWS IPv6のすゝめ

ご登壇者:トレノケート株式会社の難波さん( @kazu_0

登壇資料:AWS IPv6のすゝめ IPv6 を活用した環境構築

続いて、トレノケートの難波さん。
難波さんも岡山だったのか。

ここまでの話とうって変わって硬派な IPv6 の話。

イベント当日だけの公開だったらしく、すでにアクセスできなくなっていますが、デモ環境を公開。

該当の URL にアクセスすることができた人は、キャリアが IPv6 に対応している。
そんな環境を構築、公開するまでの裏側の話。

Amazon Virtual Private Cloud (VPC) のお客様は、IPv6 のみのサブネットと EC2 インスタンスの作成が可能に
おっ!
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Application Load Balancer がインターネットクライアント向けに IPv6 のみでのサポートを開始
おおっ!
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と、思うものの現実はまだまだ甘くない
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IPv6 Only に対応していないサービスも多々
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どうしてもインスタンスにアクセスしたい勢の強い味方 Systems Manager Session Manager が IPv6 Only に対応していない。

そのため、SSM でインスタンスに接続するためには、NAT ゲートウェイ+パブリック IPv4 アドレスが必要になってしまう。

なので、完全に IPv4 から解き放たれた設計はもう少し難しそう。
あとは、そもそもインスタンス内部にアクセスする必要性の熟慮も必要だな。

AWS からもいくつかのアーキテクチャのパターンが公開されているとのこと。
Dual Stack and IPv6-only Amazon VPC Reference Architectures

5. サブスク請求から始めるEvent Bridge - 非同期な現実と向き合う方法

ご登壇者:Stripe の岡本さん( @hidetaka_dev

登壇資料:まだなさげ

〇〇されたら、△△して、それが終わったら□□して、のように逐次処理で考えると、ケースバイケースがどんどん増えていくと分岐や待機がどんどん増えて大変に、変更に柔軟じゃなくなるし。

そこで、いつも柔和な岡本さんから突きつけられる圧倒的本質
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ここで、「世の中は非同期でできている」ことを踏まえ、再整理 jawsug-okayama-20240713-10 jawsug-okayama-20240713-11

システムは、イベントをトリガーにして作るだけに
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圧倒的なメリット「用途ごとに処理やコードが分離するため変更に強い」 jawsug-okayama-20240713-14

岡本さんからのお知らせ
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これだね。

まとめ!

6. JAWS-UG歴史とAWS支援

ご登壇者:AWS のコミュニティプログラムマネージャーの沼口さん( @numaguchi

登壇資料:まだなさげ

「歴史」とタイトルに含むものの、沼口さんに与えられた時間は5分!(扱いの悪さがすごい。)

なので、歴史は割愛して、全国および専門支部の紹介。

今リブートを計画している神戸支部は厳密にはまだリブート後の開催ができていないので、現時点での公開資料には未掲載。
ながらも、口頭でおっしゃっていただけて感謝!やっぱり猫好きに悪い人はいないってほんとだな。

7. JAWSFesta2024 in Hiroshima

ご登壇者:JAWS-UG 広島 水戸さん

2024年10月に開催される JAWS FESTA 2024 in 広島 のご案内

息子氏が広島大学への進学を検討していた時期があったので、広島駅が最寄りじゃないよ、ということは知っていたのだが、シャトルバスを出してくれるとはすごい!

タイミングが合えばボランティアスタッフとして何らか手伝えたらいいなぁと思ったりもしている。

8. 交流タイム・BuilderCards大会

千葉支部のメンバー中心に日本語化してくれたことで有名な AWS BuilderCards の体験会!

この時点で1時間ほど押していたものの、どうせ押すだろうことを見越して会場の利用延長をしていただいてたそう。

入場時に BuilderCards とプレイマットが配布され会場の皆さんがすぐにデッキ構築できる状態に!(多分プレイマットはこれだな)

私たちの対戦チームでは Well-Arch カードの 1点×2枚、3点×3枚をもぎ取った @mako_wis さんが圧倒的な勝利をおさめたので惨敗でしたが、自己紹介も兼ねてみんなでわいわいと興じられるゲームは、自然と会話も発生するのでめちゃくちゃいいコンテンツですね。

下は、@mako_wis さんが大勝利を収めた瞬間の構築デッキ。
強すぎる…。

懇親会編

入り口の下駄箱に履き物入れた後でおろおろしてたら古里さんがいらっしゃったので、館内をぐるりと回った先にある懇親会会場に案内してくださいました。

その道中「岡山が誇る懇親会会場です」とおっしゃっていたのですが、入ってびっくり!

そんなびっくりの会場は Ryoutei さんの座・スタジアム

聞くと、元々小さな映画館だったものを、映画館が廃業されるのを譲渡を受け、巨大スクリーン完備の宴会会場として利用しているのだとか。

なので、階段状の座席に着座しながら大 LT 大会を見つつ酒に料理に、と興じられる、岡山の IT 業界では有名な懇親会会場なのだそうです。古里さんの弁に納得。

ただし、階段状になっているため注意が…。

撮り忘れちゃったし、Twitterでも上がっていないけど、総勢 10 名の猛者たちによる、真面目な話あり、笑いあり、岡山への移動中に検証&資料作りしてきた人あり、の大 LT 大会でした。

私も懇親会 LT 枠に応募していたのですが、残念ながら落選。

ただ、リモコンの調子が悪いトレノケート山下さん( @yamamanx )のスライドをタイミングよくめくる!というあまり誰もやったことがないであろう大役も果たせたので、これはこれでよし。

写真の中ほどより少し左側で正座してパソコンに手を添えているのは罰を受けているのではなく、必死で山下さんに食らいついている頃の私。

古里さんによるまとめ

最後は古里さんがトゥギャってくれたまとめ

初参加だった JAWS-UG Okayama でしたが、主に西日本の猛者たちが集まった笑いあり、学びありの楽しいひとときでした。

主催くださった運営のみなさん、ご一緒できたみなさんありがとうございました。

裏ミッション編

今回は、お隣の県の岡山での開催だったので、のんびり在来線で行きつつ駅メモ(ステーションメモリー)のチェックインをしながら路線制覇を試みました。

往路

出発

山陽本線の JR神戸線区間を制覇した頃

相生で乗り換えたのち、岡山着!
制覇〜、と思ったもの通過駅の高島駅でのチェックインを忘れてたようで、往路での制覇はできず。無念。

なんか、ご当地のものを食ってみる。
道中いろいろ調べてみたらデミカツ丼が有名らしいので、会場に近いところにあった 讃岐の男うどん 能勢 奉還町店 へ。
左に見切れているうどんで炭水化物 on 炭水化物になっていることはご愛嬌。

復路

移動を開始。

昨日チェックインし忘れた高島駅は JR山陽線と JR赤穂線の重複区間なので、何とか制覇できるので、帰りは JR赤穂線経由で帰ることに。

高島駅を制覇して往路を何とかコンプリート、播州赤穂までついて姫路行きに乗り換え坂越、西相生も制覇して JR赤穂線も制覇!

ほっとしたので、往路では食べなかった姫路駅のえきそばを食って帰宅。
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帰宅後は、お土産にしてた「たこめし」を炊いて晩御飯。
有名どころのお土産もいいけど、地元スーパーにふらっと寄って普段見かけない商品を買ってくるのも面白いな。

そんなこんなで、本記事で(雑な)アウトプットも済ませたので、私の JAWS-UG Okayama 2024 はこれで終わり!

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